スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-07

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

守るべきは護送船団なのか

長期戦かと思えたTBSと楽天の経営統合問題ですが、和解する形でとりあえずの解決を見ました。合意内容は明らかにTBSにとって有利なもので、楽天は事実上の敗北と言えるでしょう。業務提携については継続協議することになっていますが、ライブドアとフジテレビ同様うまく行くとは思えません。
結局、テレビ局側としては放送と通信の融合は利益をもたらさないものだから避けたいのが本音でしょう。テレビは新規参入もできないですし、広告代理店を通しての安定した広告収入も得られます。一方、ネットはいくらでも新規参入の余地がありますし、広告収入に関しても直接契約が主流です。利益を寡占できるテレビ業界と自由競争に晒されるネット業界、どちらがテレビ局にとっておいしいかは言うまでもないでしょう。

インターネットでの過去のテレビ局のコンテンツ配信について権利問題が解決していないから難しいと言われますが、結局第三者の参入はテレビ局にとって利益にならないからわざと解決していないのが実情でしょう。ネット広告費はこれからも伸びてテレビ広告費は減少していくことになるでしょうが、テレビ局にとっては現在のビジネスモデルをできるだけ長く死守したいのが本音でしょう。

今回の持ち株会社設立に関して、総務省が外資規制への対策ができていないと横槍を入れましたが、余計なことをすべきではなかったと思います。外資規制に関しては外国でも見られることなので一概に悪いとは言えないですが、持ち株会社であろうが無かろうが外資が参入してくるリスクは変わらないのではないでしょうか。利益を寡占できるシステムが確立しているテレビ業界はIT業界だけでなく外資にとっても魅力的です。そんなに外資の参入を排除したいのであれば、テレビ局の新規参入を認めもっと競争させるべきだと思います。

在京テレビ局と電通はネット映像配信会社を共同で設立することを検討したようです。ネット配信が盛んになる前に先手を打つのと、ネット配信にも現在の広告代理店を通したシステムを持ち込むことが狙いでしょう。

個人的には、テレビ局によるネット配信に関しては規制すべきだと思います。ネット業界がテレビには新規参入できないのに逆は容易に可能なのはおかしいでしょう。ネット配信のビジネスモデルを確立できない要因としてはインフラの整備もありますが、やはりコンテンツの不足と安定した広告収入を得ることが難しいのが理由でしょう。このような形でテレビ局の参入を許しては、コンテンツと広告収入を独占する形になり他の事業者はとても太刀打ちできるとは思えません。

護送船団の放送業界を守る意味はあるのでしょうか?護送船団でなければ放送の公共性は守れないとでも言うのでしょうか?放送と通信の融合は通信が放送に進出する形でなされるべきだと思います。視聴者にメリットをもたらすのは護送船団ではなく適正な競争である筈です。
スポンサーサイト




【2005/12/02 00:06】 メディア | トラックバック(6) | コメント(0) |
<<次の記事 | ホーム | 前の記事>>
トラックバック
トラックバックURL
http://miracledragons.blog2.fc2.com/tb.php/196-b30c0693

身も蓋もない話
 一連の IT 企業によるテレビ局の買収騒動について、「まず価値観を共有して」とか「もっと相手が喜ぶような提案ができないのか」みたいな意見をよく見ますけど、ぼくは正直、(何度か遠まわしに指摘しましたけど) そんな甘い話ではないんじゃないかなー、と思っていま・blo
【2005/12/02 15:24】
楽天vsTBS決着…?
つい最近気付いたんですが、いつもブログの最後に載せているランキング、あれ見たらぐだりずむはかなり上位なんですね(^^;正直ビックリしましたね、いや嬉しいですヨ普通にヾ(´∀`人´∀`)ノ今見たら11位でしたよ、ベストテンも夢じゃない!?皆様こ....
ぐだりずむ【2005/12/02 16:12】
TBSのIT企業への対応と姿勢
11月29日、TBSに経営統合を提案している楽天は、統合提案を撤回し、19.09%保有しているTBS株のうち9.09%分を大手銀行に信託することで来年3月まで議決権を凍結してTBSと業務提携の交渉に入る方針を決め、TBS側に伝えました。和解への道を求める楽天と交渉期間の延
Y's WebSite : Blog ~日々是好日~【2005/12/02 22:42】
TBS問題、ついに解決?
TBS問題、ついに解決?楽天がTBSに経営統合を提案した問題は、両社はそれぞれ臨
星空を眺めて【2005/12/03 00:16】
三木谷氏敗北
楽天がTBS統合案を撤回するそうだ。無理やりごり押しでも統合自体はできただろう。将来的なTBSの形はどうあれ、過去の遺産は手に入るはずだった。しかし、楽天は会社として総合的に判断しTBSを見切ったとも言っていい決断をした。ただし、ライブドアが金....
小株主の徒然日記【2005/12/03 20:48】
グーグルになれない楽天の限界
TBSに対する楽天の強い執着 楽天とTBSをめぐる問題は協議会で来年3月まで提携内容を検討することで、とりあえずの決着をみたが、TBSをなんとかわがものにしようという楽天の意欲はまだ、相当強いようだ。朝日新聞は3日の紙面で和解に向けての覚書を締結した30日の
IT羅針盤――ネットビジネスの覇者を追え【2005/12/04 11:35】
e-onkyo_left_468x100
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。