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2017-06

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地上デジタル放送を考える - 第二回 地上デジタル放送の技術的特徴 -

かなり間隔が開いてしまいましたが、地上デジタル放送についての第二回です。今回は主に技術的な特徴について取り上げます。
地上デジタル放送はいわゆる地上波(アナログ放送)と何が異なるのでしょうか。アナログ放送が電波を直接送受信するのに対し、デジタル放送ではまずMPEG2と呼ばれるコーデック(Codec:Compressor/Decompressor)で圧縮したものを放送し、デジタルテレビ側でデコードすることにより映像を映し出します。映像だけでなく音声もAAC(Advanced Audio Codec)と呼ばれるコーデックで圧縮されています。圧縮したものをデコードする必要がある為、テレビもデジタルに対応したテレビが必要になります。

MPEG2はDVD、AACは着うたなどでおなじみのコーデックですが、ハイビジョン(HD: High Definition)放送は高画質なものの標準(SD: Standard Definition)放送はアナログ放送と比較して明らかに見劣りします。ビットレートが低いので仕方ない部分もありますが、ワンセグ放送で採用したH.264を採用しても良かったように思えます。H.264は発展途上のコーデックですが、地上デジタル放送も急いで導入する必要はないと思いますし、どうせなら良い画質を提供すべきでしょう。

次に、ハイビジョン(HD)放送とSD放送の違いです。地上デジタル放送は1つのチャンネル(周波数帯)を13分割して使います。この13分割したものの一つをセグメントと呼びます。SD放送の場合、映像用に3セグメント、音声用に1セグメント、合計4セグメント利用します。HD放送は、SD放送3つ分、12セグメントを利用します。解像度の違い(1080iと480i)もありますが、セグメントをSD放送3チャンネル分使用できる為に高ビットレートにすることができます。つまり、1つのチャンネルでハイビジョンなら1番組、SD放送なら3番組同時に放送できることになります。

しかし、ハイビジョン1番組でもSD放送3番組でも合計12セグメントです。1つのチャンネルを13分割しているので、1セグメント余ってしまいます。この余った1セグメントを利用して移動体向け放送を行うのがワンセグ放送です。放送開始は4月1日ですが、既にワンセグ放送に対応した携帯電話やノートパソコンが売り出されています。

地上デジタル放送のデメリットとしては前回のエントリーでも触れたコピーワンス(コピワン)があります。放送事業者にとってはメリットでしょうが、視聴者に不便を強いる点では間違いなくデメリットでしょう。コピワン規制については見直しが検討されていますが、放送事業者の反対により進展していません。是非、視聴者の利益に立っての改善を要求したいですが…。

一番致命的なデメリットとしては、受信エリアがアナログ放送に比べて狭いことです。VHF帯に比べてUHF帯は短波長ですが、波長が短くなるほど指向性が強く、遠くまで届きにくくなります。今まで、アナログが受信できたところでもデジタルは受信できないことも起こります(希に逆もありますが)。アナログ放送に比べて直接受信する世帯の数は確実に減少します。詳しい話は次回以降にしますが、地上デジタル普及の大きな足かせになるでしょう。

以上、今回は技術的特徴について簡単に見てきました。次回は地上デジタル放送普及への課題についての予定です。


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地上デジタル放送を考える - 第一回 地上デジタル放送のメリットとは? -
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【2006/01/27 22:15】 メディア | トラックバック(0) | コメント(0) |
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