スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-06

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吉野家とハルウララ

アメリカ産の牛肉輸入禁止から1年以上経ちますが、吉野家で1日限定で牛丼が販売されました。他のチェーン店が牛丼販売の再開に踏み切ったにも関わらず、あくまでアメリカ産牛肉にこだわる吉野家の戦略が正しいのかは分かりませんが、早々と売り切れた店も多かったようで多少は安心できたというところでしょうか。とは言え、牛肉の輸入再開はいつになるか不明ですし、春はまだまだ遠いようです。
話は変わって、一躍アイドルホースとなったハルウララの引退レースが延期になったようです。疲労が抜けないというのが理由になっていますが、本当のところはどうなのでしょうか?どうでもいいというのが本音ですが、ハルウララにまつわる出来事は色々な問題を内包していますので、考察してみたいと思います。

因みに、ハルウララのデビュー以来の連敗記録113ですが、日本記録(?)はハクホウクインの161連敗というのがありますので、まだまだ遠く及びません。連敗記録はともかくJRAでは100戦することが希であって、最近だとサンコメーテスが103戦で引退した(同厩舎のスペインランドも103戦で引退)くらいでしょう。

サンコメーテスもスペインランドも準オープンで引退(スペインランドはマイラーズCでダイタクヘリオスの3着に入った実績もある)していますし、未勝利馬が100戦することなどまず考えられません。ハクホウクインの記録もかなり古いものと思われますし、まず未勝利のまま113戦できることが問題です。

第一の理由は出走頭数を確保するためです。JRAでは除外は日常茶飯事(これはこれで問題ではあるが)ですが、高知競馬でJRA並の出走間隔を取ったら少頭数のレースばかりになってしまいます。要は厩舎に馬が少ないということですが、1着賞金10万円が当然では馬が入ってこないのも当たり前です。このような状況では、馬を壊さないことが最優先で、レースでも調教でも目一杯なんてことはあり得ないですから、故障でもしない限りは厩舎に残れることになります。

とは言え、稼げない競走馬を走らせ続けて誰が得をするのかという疑問は残ります。第二の理由として暗黙の了解の元名義貸しが行われているということがあります(推測の域は出ないですが)。登録上の馬主は架空(実在の馬主でしょうけど)で実際の馬主は厩舎関係者というケースが多いと言われています。厩舎関係者であれば、わずかな賞金でも稼いでくれれば生活の足しにはなりますから。一刻も早く取り締まれと言いたいところですが、まともに取り締まりを行うと競馬興行自体が不可能になる可能性が大きく、見て見ぬふりをしているのが現状のようです。ハルウララが現在の馬主である安西美穂子氏に無償で譲渡されたのも、このような事情があるからです。

更に、競馬はスポーツであるということです。武豊騎手が「何故強い馬が注目を浴びず、弱い馬が注目を浴びるのか」という旨の発言をして物議を醸しましたが、彼の言い分は至極当然のことです。スポーツであれば勝者が称えられるのが当然でしょう。JRAの競馬施行規程には「競走に勝利を得る意志がないのに馬を出走させてはならない」と言うのがあります。競馬の公正さを確保する上で当然のことでしょう。「勝ってしまったら商品価値が無くなる」というのは、明らかに競馬の精神に反することであり、競馬興行自体を危うくするものです。

このようなデリケートな問題と隣り合わせにも関わらず、安易に「国民的ペット」にしてしまったマスコミの罪は重いでしょう。「負けても負けても一生懸命走る」と言った浪花節も、上記の状況を踏まえればブラックジョークとしか言いようがありません。尤も、盛り上がっていたのは競馬を知らない人たちで、競馬部門の人たちは「触らぬ神に祟りなし」と思っていたでしょうが。

結局、ハルウララの復帰が延期された理由は、馬主と高知競馬側の折り合いがつかなかったからでしょう。安西氏は調教師の反対を押し切って放牧を強行したにも関わらず(本人は合意の上と言っていますが)、自らへの批判を高知競馬や宗石調教師に向けた素晴らしい人物です。放牧はより自分たちに有利な仕組み(分け前を多くする)を作るための駆け引きの材料である訳ですが、現時点での仕組みでは納得いかないということなのでしょう。

所詮、サラブレッドは経済動物である訳で、お金の問題を持ち出すなとは言いません。但し、安西氏も競馬エッセイで名をあげた人物であり、本当に競馬を愛しているのなら、自らのエゴで弄ぶような真似は慎むべきでしょう。高知競馬側としては、ハルウララの復帰が一縷の望みである訳ですから(それが大きな問題ではありますが)。

いずれにせよ、マスコミへの露出も大きく減っていますし、ハルウララの商品価値は下がっていく一方でしょう。人は忘れやすいものですから、牛丼の味は覚えていてもハルウララのことを覚えているとは限りません。いい加減潮時だと思いますし、ゆっくりさせてあげるのが彼女の為だと思います。安西氏の強欲ぶりからすれば、食肉送りかも知れないですが…。
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【2005/02/13 02:07】 競馬 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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