スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-04

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やっぱりピエロで終わるのか?

長期戦となったライブドアとフジテレビのニッポン放送の株式争奪戦ですが、ニッポン放送が新株予約権をフジテレビに対して発行するという最終手段に出たのに対し、ライブドアは発行差し止めの仮処分を申請しました。ニッポン放送が新株予約権を発行するのは3/24になっていますから、裁判所も早く判断を下すものと推測されます。

結果に関わらず、まだまだ長期戦になる可能性もあると思いますが、やはり"勝ち負け"を左右する重要な判断にはなるでしょう。とりあえず、ここまでの僕の感想を纏めてみたいと思います。
まず、前回のエントリーですが、明らかな間違いがありました。TOBによる株式保有の目標は50%でした(あの記事の後25%に引き下げを行いましたが)。謹んでここで訂正致します。ちょっと弁解させて頂くと、フジテレビがニッポン放送を子会社化するというニュースはライブドアの株式取得のニュース以前に報道されたのを覚えていて、その時は100%株式取得を目指すという話であったと思ったのですが…。

しかし、25%に引き下げてもTOBが成功すれば排除できるとか、新株予約権の発行とか本当に何でもアリの世界になっています。まあ、ライブドアの時間外取引による株式取得も盲点を突いた行動である訳ですが。しかし、既存の企業に甘すぎるのではないかという気はします。確かに、海外資本に日本の会社が次々と買収されるのは問題ですし、(敵対的)TOBに対する過度のリスクは企業の経営基盤を脆弱化しかねないと思います。しかし、会社経営にリスクはつきものでしょう。今回の件は、ニッポン放送及びフジテレビのリスクマネージメントの欠如がもっと責められてしかるべきで、ライブドアを叩くのは全くもって筋違いでしょう。

また、既存勢力側の抵抗は凄いというかはっきり言って見苦しいです。既得権益を守るのに必死というか。まさに、政財官負のトライアングルと呼ぶに相応しいでしょう。「金で人の心は買えない」とかネタとしか思えないのですが。資金力によるパワーゲームをやっているのは他ならぬあなた方だと思うのですが。よく臆面もなくその様な事が言えるなと感心してしまいます。まあ、ほりえもんも過去に「女は金についてくる」という蓋し妄言を吐いた事がありますけどね。

しかし、「心」や「企業理念」や「放送の公共性」とか、本気で言っているのか?と言うのが正直な感想です。視聴率至上主義は相変わらずだと思いますし、ニュースやスポーツまでバラエティ番組化して24時間垂れ流して、自分たちに都合の悪いニュースは報道しないテレビ局側がライブドアを批判しても僕には全く説得力が感じられません。

別にほりえもんに思い入れがある訳じゃないですが、今のマスコミに誰でもいいから是非とも風穴を開けて欲しいと思います。「記者クラブ」の存在は政治家や官僚にとって都合が良いことですが、政治とマスコミの癒着とも言える関係だと思います。公器としてのメディアを自認するのであれば、やっぱり政治に対し正すべきところは正すべきだと思います。政治とマスコミの間には緊張関係が必要だと思うのですけどね。

また、マスコミはあまりに過保護のように思います。新聞には再販制度がありますし、テレビは許認可制ですからね。過度の競争による弊害があるのも事実ですが、あまりに競争が無いのも組織の腐敗を呼ぶだけでしょう。最近も、タレントが窃盗事件を面白おかしく脚色して話すという馬鹿げた不祥事が起こりましたし。ライブドアが参入することによる番組内容の質を心配する意見もありますが、今のテレビ番組の質が良いとは思えないですし、どちらかと言えば視聴者側のメディアリテラシーの問題であって、参入の是非とは別次元のことであると思います。

とは言え、ほりえもんのやり方に全く問題が無いとも思いません。今回の件でほりえもんを責めるならば、次の2点になると思います。

1. マスコミ参入の意図が分からない
数多くの番組に出演してこの件についてインタビューを受けていますが、全く分かりません。まあ、テレビ局側は単に時の人を出演させて数字が取るのが目的のようで、彼から話を引き出そう、喋らせようという姿勢は皆無ですから、当然と言えば当然なのですが。江川紹子氏とのインタビューにしても、江川氏が完全に誤解しているようで、真意を聞き出すにはほど遠い内容になっています。

インタビュアーの未熟さというか、低レベルな質問ばかりで答える気にならないのは十分に理解できますが、ほりえもん自身が喋りたくないという印象を受けます。喋りたくないからノーコメント、頭に来たからノーコメントでは、今の既存勢力の爺さんたちと何等変わりません。話せない事はあるでしょうが、ビジョンは語っても良さそうに思うのですが。

今回の"買い物"はライブドアの経営体力に見合わない大きなものですし、これまでのライブドアのやり方(どちらかと言えば大物ではなく小物を買収していく)とは異なるものですから、ライブドアの株主にとってはかなりの不安材料でしょう。資金調達の手段からも、ライブドアの株価は下がって当然でしたし。黙って株価が下がるのを見ていろというのは、株主を馬鹿にしすぎでしょう。当然、株主に対しての説明は必要だと思います。

また、マスコミというのは公共性が強いものですから、国民に対する影響もあるでしょう。今のマスコミに対して不満を持っている人はいるでしょうが、何をしたいのか分からない人を応援する気にならないのは当然でしょう。エビジョンイルのように単に私物化したいだけと思われても、今の状況では仕方ないでしょう。ほりえもんが上手く説明できれば、もっと支持が増えると思いますが。

2. 手段の問題
敵対的TOB云々についての批判は全く馬鹿げていると思います。提携したいとライブドアが提案したところでどうせ聞く耳など持たないでしょうし、新規参入は極めて難しい(というより無理というべきか)ですから、買収以外に参入できないでしょう。規制という保護の元であぐらをかき、馴れ合いを続けている方が遙かに問題です。

僕が批判したいのは、もっと実現させる方法を考えてくれということです。様々な抵抗に遭うことは十分に予想される訳ですが、それをどう乗り越えていくのかという思慮が足りないように感じます。既存勢力に対し真っ向から対立し、直球勝負というやり方は、それに共感する人たちも多いでしょうが、それだけではビジネスはやっていけないでしょう。いくらビジネスとは言え、対人間である訳ですから。

スタイルを貫くことに意味はないように思えます(堀江ファンは別として)。人間関係という事であれば、やはり根回しや妥協は必要な事であると思います。突っ張ることではなく、実現させることこそが重要であり、その為に多少譲歩する事は、別に裏切りでも何でもないと思います。

プロ野球の新規参入の時も、結局後出しジャンケンの楽天に持って行かれましたし。楽天とライブドアの経営体力の差もありますが、やっぱりやり方の拙さによるところが大きいと思います。ミキティの方が爺さんのあしらい方を知っていたということでしょう。

プロ野球の時は楽天が新規参入できたから良いものの、今回の件で規制が更に強化されるのは必至ですから、マスコミへの参入はますます困難になると思われます。用意周到であったとしても困難(というか無理でしょうが)なのに、ろくな準備無しで成功する訳が無いでしょう。「ほりえもんの乱心」「若気の至り」で片づけられては、今回の行動は全く意味を成さないと思います。

まだ失敗と決まってはいないですが、ライブドアも仮処分申請や証券取引等監視委員会に調査を申し出る一方でTOBに応じる姿勢も見せていますし、両者が落としどころを探っているように思えます。フジテレビがTOB価格よりも高く引き取るかわりに、ライブドアは手を引くといった感じになるのでしょう。いたずらに決着を引き延ばすのは、両者にとってプラスではないでしょうから。

やっぱり、ほりえもんはピエロで終わりそうです。
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【2005/02/28 00:38】 メディア | トラックバック(1) | コメント(0) |
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ライブドアVSフジサンケイ(極秘会談?)
「堀江社長と日枝会長が極秘会談したらしい」昨日、こんなニュースが飛び交った。関係者は否定している。もし仮に会談が本当ならその内容を予測してみると・・・・
V35スカイラインクーペが欲しい!【2005/03/09 22:59】
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