スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-05

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堤義明逮捕の影響は?

逮捕も時間の問題と言われていましたが、ついに堤義明容疑者が証券取引法違反の疑いで逮捕されました。堤氏と言えば、政財界そしてスポーツの世界においても大きな影響力を持った人物であることから、良くも悪くも変化をもたらすものでしょう。今になって堤義明の罪の部分だけを強調するのもどうかと思いますが、数々の悪影響をもたらしたのは事実であり、この件をきっかけに文字通り新しい時代の幕開けになって欲しいと思います。
逮捕のきっかけは、西武鉄道株の有価証券報告書の虚偽記載とその事実公表の前に西武鉄道株を売却したインサイダー取引によるものでした。虚偽記載は株式の所有割合が所定の比率を超えた為ですが、これに関しては各マスコミのマスメディア集中排除原則違反が相次いで発覚するという事態も起こりました。この件に関しては現在のメディアが置かれている状況を考えると同情すべき部分もありますが、これについては別の記事で扱おうと考えています。

また、インサイダー取引についてもこれに限った事ではなく(この件は相当に悪質なケースであるが)、明るみになるのは氷山の一角なのかも知れません。インサイダー取引の横行は、ただでさえ低迷している株式相場に大きな悪影響を与えるのは当然です。

有価証券報告書の虚偽記載とインサイダー取引については明らかな悪であり、徹底究明してもらいたいのは確かですが、それ以上に資産形成のカラクリについて解明されることを願っています。

堤義明容疑者は、アメリカの経済誌フォーブズによる「世界一の金持ち」に何度も認定されています。それにも関わらず、納税者番付に殆ど顔を出す事はなかったのは、明らかに不自然と言えるでしょう。堤容疑者はコクドの前経営者として、プリンスホテル等も支配していた訳ですが、プリンスホテルは政治家御用達のホテルとして有名です。政治家への不正な資金の還流などは無かったのでしょうか?

また、コクドが西武グループを統括する親会社であるにも関わらず非上場会社で、西武鉄道などの子会社が上場会社といういびつな構造となっています。コクドは西武グループの資産形成の隠れ蓑になってきた感があります。コクドは西武グループがリゾート開発などで肥大化していった巨額の資産を実質的に保有していたにも関わらず、一方で開発の資金を借金で調達することにより、法人税の大幅低減も図ってきました。

西武鉄道株の問題はコクドにまつわる問題のほんの一部分に過ぎないと思います。

更に、堤容疑者は日本スポーツ界の顔とも言える人物でしたので、続いてスポーツについても触れていきます。

まず、第一に挙げられるのは西武ライオンズの前オーナーであったという事でしょう。西武ライオンズは、広岡監督、森監督のもとで黄金時代を築きました。また、球界の黒幕としての影響力もあり、ナベツネとの黒いタッグで一リーグ化や球団数削減に暗躍しましたが、これももはや過去の話です。

これで松坂投手のメジャーリーグ移籍がどうなるかでしょう。球団売却の可能性は大きく、その時チームの顔である松坂投手がいるいないでは評価額もかなり変わるでしょう。単なるオーナーとの口約束であったのか(もめる要因なので止めて欲しいが)、それとも井口選手のような特約があるのか、ストーブリーグの一番の注目になるでしょう。

この問題は、キャンプ地である南郷町にとっても大きな影響があるでしょう。新球団となればキャンプ地を変更する可能性は高いと思いますし、プリンスホテルの撤退も十分に考えられます。観光資源がある訳ではないですし、事実稼働率もかなり低いようです。南郷町側は既に必死の形相ですが、キャンプ誘致自体がこの件に関わらず失敗であると思われ、見通しの甘さをまずは反省すべきでしょう。

第二の顔と言えば、JOCのドン、そしてIOCの委員としてのものでしょう。堤容疑者の力無くしては長野オリンピック招致は恐らく不可能であった筈で功も大きいのは事実ですが、反面JOCのドンとしてJOC自体を私物化していたという罪もあるでしょう。今回の件で、IOCの栄誉委員の資格は剥奪濃厚ですが。ただ、IOCも色んな意味で一筋縄ではいかず所謂寝技も必要なのは事実で、内弁慶揃いの日本の政財界人に彼ほどの活躍は望めないでしょう。

悪い事ばかりではなく、堤容疑者はスポーツ界のタニマチとして、ウインタースポーツについての貢献は認めるべきことでしょう。特にアイスホッケーにとっては大きな影響があるでしょう。ウインタースポーツはスポンサーの確保が大変であり(どこも楽ではないですが)、競技力低下への影響は気になるところです。世界ノルディック選手権では、日本勢の醜態を目の当たりにしましたから。

とは言え、彼ももはや過去の人です。事件の有無にかかわらず、誰であってもいずれは舞台から去る日は来ます。黒幕が去っても、また新たな黒幕の台頭を待っているようでは話になりません。烏合の衆の集まりではフィクサーが必要と言う事でしょうが、そもそもそのような事態を招いている事が問題であり、きちんとした組織を構築し、個々の利益ではなく全体を見据えたリーダーによって繁栄がもたらされるように、日本のスポーツ界も変わって欲しいと思います。
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【2005/03/05 23:30】 スポーツ一般 | トラックバック(9) | コメント(0) |
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