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2017-05

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プロ化への壁はここでも

中間法人として日本バレーボール協会(JVA)からの独立を目指していたVリーグですが、延期になったようです。

Vリーグ独立、先延ばし=バレーボール

いまいち背景が見えてこないですが、例によってJVAのホームページにはこの件に関する記事は無し。仕方ないので、少し調べてみました。
もう少し詳しい記事はこちらです。

Vリーグ「独立」暗礁に…参加チーム、定款に異議

企業側とVリーグ機構の対立は深刻なようです。

Vリーグ機構は2001年5月から改革(というか独立に向けての準備か?)を進めてきました。背景として、リーグ戦等の収益は現状全てJVAに組み入れられてしまうため内部留保ができず、独自の運営ができなかったというのがあります。そのような状況の中、2002年4月に中間法人法が施行されました。

中間法人とは、「社員に共通する利益を図ることを目的とし、かつ、剰余金を社員に分配することを目的としない社団」のことで、町内会、同窓会、サークル等、非公益かつ非営利団体が法人格を取得できるものです。中間法人には有限責任中間法人と無限責任中間法人があり、有限責任中間法人は社員が法人債権者に対して責任を負わない代わりに、債権者保護のために300万円以上の基金が必要です。

中間法人は設立が容易であり、また剰余金を分配する必要がない(と言うかできない)ので、利益が出れば内部留保にすることができる上、JVAからの干渉を受けずに自由な運営ができるというメリットがあります。JVA内部の反対もあったでしょうが、2004年11月の理事会で中間法人として独立する承認を得て、2005年4月1日に有限責任中間法人日本バレーボール機構(JVL)が発足する予定でした。

中間法人は社員2人以上でOKですが、有限責任中間法人の場合は社員総会、理事といった機関を設け運営を行うことになります。今回、機構側は新組織の理事をJVA、JVL各2名、有識者3名で構成すると決めたことに企業側が猛反発、2月中旬に企業側2名を加えることにしましたが、チームの男女部長会は過半数を要求しています。

今回のドタバタ劇、将来の(真の)プロリーグ発足が背景にあります(多分)。本来、Vリーグはプロリーグとして発足するはずが、10年以上先送りにされている訳ですから。プロリーグとなる為には、リーグ機構自体の法人化は当然のことでしょう。因みに、各協会は財団法人ですが、Jリーグやプロ野球は社団法人ですし、bjリーグはJVLと同じ有限責任中間法人です。

プロ化に対して企業側が反対するという構図はbjリーグと同じ(こちらのエントリー参照)です。尤も、bjリーグの場合は、日本バスケットボール協会(JABBA)まで反対していますが。企業のスポーツ部はリストラの一環でどんどん廃部になっていく中、企業スポーツにこだわり続けることは黙って衰退を待っているようなものでしょう。

バレーボールの場合、バスケットボールに比べればプロ化が成功する可能性は高いと思います(バスケットボールも十分可能だと思っています)。

1. 女性に人気がある
スポーツ観戦が好きと言えば男性というイメージですが、男性だけをターゲットにしていたらそれだけで半分になってしまいます。多くのお客さんに来てもらう為には、女性をいかに引き込めるかにかかっていると思います。男子の競技力はかなり悲惨な状況ですが、それでも人気はある訳で。日本代表の人気が各チームの人気に結びつかないというのはサッカーの例もありますが、サッカーも少しづつですが改善されていますし。日本代表ですら殆ど相手にされないバスケットボールよりは遙かにマシでしょう。

2. 世界最高峰のリーグの年俸が安い
バレーボールのプロリーグはヨーロッパをはじめ、アメリカ、韓国、ブラジル等にありますが、世界最高峰のリーグと言えばイタリアのセリエAになるでしょう(サッカーではありません。セリエAはトップリーグの総称で他に野球などもあります)。セリエAのトップ選手の年俸はCM出演料を入れて1億円を超える程度です。日本のプロ契約している選手に比べれば著しく高額なのですが、バスケットボールの場合NBAがありますからね。NBAのトップ選手は何十億円の世界ですから。

bjリーグはサラリーキャップ制を導入しますし、そもそも高額の年俸に見合う実力は無い訳ですが、世界のトップリーグの年俸はやはり基準になりますからね。セリエAのトップ選手の1億円を基準にして、日本選手の実力などを勘案すれば平均年俸は500万円位(世界的に見れば男子の年俸の方が女子より明らかに高いでしょうが、日本の男子の実力はかなり低いですしこれでも甘い気がする)になると思われます。つまり、プロ化しても高い年俸を支払う必要がないという事です。

プロ化して競技力が向上したのはサッカーの例がありますし、逆に中途半端なプロでは駄目なのはVリーグが証明しています。きちんとしたビジョンを示し、それを実行していけば、きっと成功するでしょう。企業の言いなりになるのはプロ野球という悪い見本がある訳で、それに追随してはいけません。
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【2005/03/13 12:37】 スポーツ一般 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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