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Real World Series実現の可能性は? - 野球の国際化を考える -

ソフトバンクの孫正義オーナーが提唱している世界一決定戦構想ですが、他球団のオーナーから異論が相次ぎ、継続審議になったようです。

「世界一決定戦」早期実現遠のく

一方、日本、韓国、台湾、中国の各プロ野球リーグの優勝チームによってアジア王者を決める「アジアシリーズ2005」が、11月10日から13日まで東京ドームで行われることが決定しました。2006年の春に予定されているワールドカップにはメジャーリーグの選手の参加が予定されていますし、野球にも国際化の波が押し寄せているようです。
世界規模のナショナルチームによる大会は、国際野球連盟(IBAF)主催のWorld CupとIntercontinental Cup、そしてオリンピックが3大大会とされています。元々はアマチュアの大会でしたが、現在はどの大会もプロの参加が認められています。日本はWorld Cupでの優勝はありませんが、Intercontinental Cupでは2度優勝しています(1973,1997年)。アマチュアの大会であった期間が長かったこともあるでしょうが、World Cup、Intercontinental Cup共キューバが圧倒的優勝回数を誇っています。

野球と言えばアメリカというイメージがあります。アメリカはIntercontinental Cupで2回(1975,1981年)、オリンピックで1回(2000年)優勝していますが、アテネオリンピックの出場権を逃すなど国際舞台での成績は芳しくありません。メジャーリーグの選手が参加していないのが大きな要因であり、メジャーリーグの選手参加を念頭に置いた独自のWorld Cup主催の動きもありました。

独自のWorld Cupを主催しようとした背景には、興行面、開催時期の問題もありますが、やはり薬物問題が大きいでしょう。国際大会であれば、ドーピング検査は当然ですから。IBAFとメジャーリーグは2006年のWorld Cupでドーピング検査を行うことに同意しています。メジャーリーグの薬物使用に対する罰則強化(こちらのエントリー参照)は、World Cupを見据えてという意味もあるのでしょう。

アメリカの4大プロスポーツと言えば、NFL、MLB、NBA、NHLですが、国際化への熱心さは大きく異なります。その大きな要因は、国内における人気の差であると言えます。苦戦しているNBAなどは国際化に熱心(Dream Teamの相対的弱体化を招いた理由にもなっていますが)ですが、NFLは国内における圧倒的人気を背景に多額の放映権収入が見込めることから、国際化は大きく遅れています。アメリカンフットボールにもWorld Cupがありますが、何とアメリカが参加していない為、盛り上がりに欠けてしまっています。因みに、過去2回とも日本が優勝しています。

World Cupが成功するかどうかは、Real World Series実現にも大きな影響を与えるでしょう。

まず、やる気のない爺さんたちに「喝!」を入れておきます(笑)。無理と言っているだけでは何も始まりません。確かに、2006年秋にと言われれば無理でしょうが、Real World Series実現には乗り越える壁は大きいですから、今から準備する必要があるでしょう。要は、やる気はないのでしょうけど。しかし、「どう経営に結びつくのか」「日米より、まず日本を軌道に乗せないと」とか言っておきながら、アジアシリーズ2005には同意するのも変な話です。

はっきり言って、興行的にはアジアシリーズは期待できないと思います。将来的には分かりませんが、Real World Seriesの方が遙かに魅力があるでしょう。現時点の実力から言って日本が胸を貸す立場にあるでしょうから、格下相手にチャンピオン決定戦と言っても余興としか見なされないでしょう。マスコミの扱いも小さく、あまり関心は無いようですし。

開催に反対している訳ではなく、興行面以外では意義のある大会と言えるでしょう。日本がレベルアップする為にも、アジアのレベルアップは必要でしょう。また、アジアの各リーグ間の連携を強くすることにより、メジャーリーグに対抗するという意味もあるでしょう。いきなり日米決戦ではなく、まずはアジアで成功させてからというのも一理あると思います。

まずは日本を軌道に乗せないとと言いますが、上で述べたように国内が駄目だから海外に活路を求めるのがプロスポーツの興行の流れでしょう。国内でやることは沢山あるのは事実ですが、リーグ繁栄の為には国際化は不可欠であると思います。要は単なるメジャーリーグアレルギーなのでしょう。メジャーリーグ相手にイニシアチブをとるのは難しいでしょうが、アジアのリーグもしたたかですから、こんな事では逆に食い物にされる可能性があることを自覚すべきでしょう。

さて、Real World Series実現に向けてですが、プロ野球各球団の同意を取り付けるのは勿論必要ですが、メジャーリーグ側をいかに説得するかが問題になってきます。まず、メジャーリーグ機構に話をしたようですが、機構側としてはノーとは言わないでしょう。ここで、ノーと言うのならWorld Cupにも同意しないでしょうから。

幾つかの球団にも話をしたようですが、ここでもノーとは言わないでしょう。日米野球も行われていますし、日本で公式戦を行った実績もありますから、日本を重要なマーケットとして捉えているとは思います。要は興行的にうまみがあるかどうかですが、FOXに話を持ちかけたようです。この辺は孫正義オーナーらしく、抜け目がないと言えるでしょう。

とは言え、最大の難関は選手会でしょう。World CupにReal World Seriesでは、日程的にきつくオフが短縮されることは必至です。現時点で同意する可能性は0%とみます。直接、選手会側に働きかけるのはまず無理でしょうから、まずは多くの球団の合意を取り付け、機構側及び各球団から選手会に働きかける形に持って行く必要があるでしょう。

個人的には、サッカーがトヨタカップから世界クラブ選手権に移行したように、やはり日米だけでなく他国のリーグも含めた大会にすべきだと思います。但し、こちらの方が日程面、興行面で更にハードルが高い(日本とアメリカが決勝まで残らないと興行的ダメージが大きいでしょう)と思われます。そういった面からも、まずアジアシリーズを成功させる意義は大きいと思います。

国際大会を実現し成功させる為には、組織の問題もあるでしょう。サッカーではFIFAが絶対的指導力がありますから(権力がありすぎて黒い疑惑も多いが)。IBAFは指導力は皆無で、日本に次のオリンピックにもプロ選手を派遣するようにお願いにくる位ですから。以前のエントリーで日本野球協会(JBA)設立の話をしましたが、やはり国内を統括する団体の傘下にリーグが存在する形でないと、国内及び国際連盟が指導力を発揮するのは難しいでしょう。

今後を考えた場合、野球が(国際的に)マイナースポーツであっては発展は見込めないと思います。もっと国際化に本腰を入れる必要があります。日本が国際化推進の旗振り役になって欲しいと思いますが…。プロ野球は有識者会議を設立しましたが、メンバーを見ると…。コミッショナーを含め期待するだけ無駄なようです。
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【2005/04/01 00:17】 野球 | トラックバック(1) | コメント(0) |
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孫正義新オーナーの世界戦構想実現には時間がかかりそうだが、こっちは今オフから。 ...
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