スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-10

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【--/--/-- --:--】 スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |

「くじ」からの脱却は成功するのか?

最近、馬券がさっぱり当たりません(笑)。

3連単に手を出しているのが一因と分析しています(笑)。選択肢が多くなれば配当の期待値は高くなりますが、それは当たる確率が下がることを意味します。当たっても配当が安ければあまり嬉しくないと思う人は多いでしょうが、とは言え全然当たらないのもつまらない訳で。当たりやすさと配当のバランスは重要です。

以前のエントリーでスポーツ振興くじ(toto)についても多少触れましたが、売り上げはどんどん減っています。特に2003年から導入されたtotoGOALは、1回当たりの売り上げが発売当初の約1/10まで落ち込んでいます。この状況を打破すべく、5/8からtotoGOAL 3が発売されます。これまでの5試合の予想から3試合の予想になるので当選確率は格段にアップしますが、果たして売り上げ回復の切り札になるのでしょうか?
totoGOAL売り上げ不振の要因として、totoとの位置付けの違いがはっきりしないというのがあると思います。totoは1,594,323通り、totoGOALは1,048,576通りと選択肢の数に大きな違いはありません。一方、totoGOAL 3は4096通りとなって17頭立てのレースの3連単(4080通り)とほぼ同等の選択肢となります。これなら、totoと位置付けが明確に違うものになります。

これまで「当てやすいくじ」を発売できなかった理由は、選択肢の数が100万通りを下回ってはいけないという文部科学省の縛りによるものです。この規定が4/7付けで撤廃された為、漸く導入できた訳です。

そもそもこの規定、射幸心をあおらない為という目的な訳ですが、射幸心を辞書で調べると、「まぐれ当たりによる利益を願う気持ち」(大辞泉)、「思いがけない利益や幸運を望む心」(大辞林)とあります。選択肢の数を増やせば増やすほど狙って当てることは難しくなり、当たってもまぐれ当たりになります。目一杯射幸心を煽ろうとしていると思うのは気のせいでしょうか?

射幸心を煽って成功しているものは、何と言っても宝くじでしょう。宝くじはギャンブルではないとか、夢を買っている等の言い訳を聞きますが、宝くじはれっきとしたギャンブルですし、射幸心を夢という単語で置き換えているだけでしょう。

このように宝くじが強力なライバルとなる訳ですが、ライバルと比較すると、totoは予想をしなければならない、売り場の数が少ない、1等賞金も宝くじより低い上に大きく変動する等、手軽に射幸心を煽るという訳にはいきません。宝くじの監督官庁である財務省への配慮、政治家や官僚の新たな利権創出ばかりを考えていて、くじとしてどうなのか?という観点は全く欠落していたのでしょう。PTAの反対も、宝くじの売り上げ>>totoの売り上げ(そうでないと財務省は納得しないでしょう)とするには渡りに船だったでしょう。

totoが宝くじと大きく違うのは、宝くじは極めて偶然性が高いのに対し、予想というファクターが入ることです。今のtotoのように選択肢の数が多いと偶然性が高くなりますが、totoGOAL3程度であれば、予想による結果への影響が大きくなります。

ギャンブルには偶然性が不可欠ですが、やはり人が介入できる要素が多い方がより中毒性は高いでしょう。更に、当選確率を高くすれば勝てるというイメージを持ちやすいでしょう。人間、勝ったときのことはよく覚えていますが、負けたときはすぐ忘れるものです(笑)。

この方向性で成功したのはパチンコ(パチスロ)でしょう。プロもいるように、技術介入の余地は大きいですから。しかし、技術がない人が勝てない訳では無いのがミソです。他のギャンブルに対して勝つことが多い(トータルはともかくとして)のは、倍率が低い(回収金額/投資金額)のに加えて控除率が低いのが大きいでしょう。また、手軽に換金できる(あくまで黙認という形だが)のも大きな魅力でしょう。

先ほど述べたように、totoGOAL3は17頭立てのレースの三連単とほぼ同じ選択肢の数になりますから、競馬もライバルと言えるでしょう。

競馬の場合、3連単は高額配当が出やすいという目的で導入されて、先日福島で1000万馬券が出ました。totoGOAL3の最高賞金は1億円になっていますが、1億円が出る可能性はまずないでしょう。totoGOAL3の場合、競馬と異なり買い目が比較的ばらけやすいので、極端な低配当が出ない代わりに高配当も期待できないでしょう。更に、控除率等の違い(totoGOAL3は約52%で1等に70%振り分け)から、的中率が同じであっても競馬の約半分の配当になります。売り上げが大幅にアップしない限り、100万円以上の賞金はまず絶望的です。

賞金以外にも売り場の問題、換金できる場所の問題(低額賞金で銀行に行くのは面倒でしょう)、発売時間の問題(当日買えないのはどうかと思います。競馬はレース2分前締め切りですからね)、インターネット販売(解禁になるようですが、現在は予約しかできません)、オッズが分からない(賞金が変動する訳ですから、分からないと手を出しにくいでしょう)等々、(ギャンブルとしての)システムの面でも勝負にならないでしょう。

結局、ギャンブルとしての魅力には乏しい訳です。初物の珍しさとインターネット販売でどの程度巻き返せるかがポイントになります。宝くじのように賞金が固定されていないギャンブルにおいては控除率が大きく関係してきます。パチンコが人気があるのは、控除率の低さもありますから。せめて、競馬くらいの控除率(これでも海外の競馬に比べると高い)にしないことには、的中の難易度と賞金のバランスは取れないでしょう。

但し、totoと併せても150億円位の売り上げではそれもままならないでしょう。1000億円程度(大井競馬並の水準)の売り上げが無いと難しいと思われます。

現在の売り上げでは、スポーツ振興という目的を果たせるものではありません。地方競馬なら廃止になる水準です。現在の売り上げ低迷の全てが努力不足のせいとは言えない(色々な制約が多すぎる)のは事実ですが、本気で存続させるのであれば第二、第三の策を打ち出していかないと苦しいでしょう。利権の温床となる為に存続させるのであれば、あまりに馬鹿げています。スポーツ振興の財源として宝くじの収益を充てている国もありますから、別にtotoに拘る必然性は何もありません。
スポンサーサイト




【2005/04/14 01:22】 サッカー | トラックバック(0) | コメント(0) |
<<次の記事 | ホーム | 前の記事>>
トラックバック
トラックバックURL
http://miracledragons.blog2.fc2.com/tb.php/86-5a365958

e-onkyo_left_468x100
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。