スポーツとメディアを斬る斬鉄剣のようなブログ。

2017-05

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ライブドアへの投資は手切れ金なのか?

ニッポン放送の経営権をめぐるフジテレビとライブドアの争いですが、18日に資本・業務提携することで基本合意しました。合意内容は、
  • フジテレビがニッポン放送株の32.4%を保有するライブドア・パートナーズを670億円で買収する
  • ライブドアの第三者割当増資をフジテレビが引き受け、ライブドア株の12.75%を保有する
  • フジテレビとライブドアの業務提携の為の推進委員会を設置する
の3点で、更にライブドアはフジテレビに保有する残りのニッポン放送株(17.6%)もフジテレビに売却することになりました。
とりあえず一段落したこともあり、世間では今回の騒動での「勝ち組」「負け組」の議論が盛んですが、僕は興味ありません。「勝ち組」「負け組」という表現は好きではないですし、今回の件は単なるマネーゲームではないと思います。ゲームではない以上、勝者と敗者ははっきりするものではなく、強いて言うなら今回の件だけではなく、今後の対応を含めての判断になるでしょう。

それにしても、SBIの反応も素早かったですね。以前のエントリーで書いたように、フジテレビとライブドアがこのような和解をすればSBIが株を持ち続ける意味は全くないと思いますので、当然の判断ではあるのですが。しかし、SBIの意図は結局分からずじまいのままであったように思えます。

更に、今回の件で、ホリエモンが妥協したことについて、「初志貫徹していない」、「単なるマネーゲーム」、「単なる目立ちたがり屋」と言った批判も多いのですが、僕には全く的はずれの批判にしか映りません。

ホリエモンの目的はフジテレビの経営権を握ること(もっと先もあったと思いますが)だった訳で、今回の和解内容では資本・業務提携はしてもフジテレビの経営権は握れないですから。その一方で、ライブドアが買収したニッポン放送の株式を損をしない価格でフジテレビに売却でき、第三者割当増資で資金を手にしたのは最初からそれが目的なのでは?と言うことなのでしょう。

ただ、投資に対して利益を上げようとするのはビジネスとして当然のことですし、交渉ごとに妥協は当然だと思います。中国問題のエントリーで触れましたが、交渉というのは0%でも100%でも無いのですから。日本人は0か100かでしか考えられない傾向が強いですが、お互いの主張がある以上妥協点を探るのが当然ですし、交渉とはそういうものであると思います。

今後の焦点としては、フジテレビとライブドアがどのような業務提携を行っていくかになりますが、フジテレビは業務提携など全く頭にないようです。

ライブドアの取材断る フジの女子ゴルフ大会

大会の運営マニュアルに「ネット上のメディアの取材は受けない」との規定があるから断ったそうですが、本気で業務提携する気など無いと言っているようなものでしょう。個人的には、既存メディア>>インターネットメディアという思い上がりにしか受け取れませんが。

地上デジタル放送に対する過剰なCPRM等をみても、最近のテレビ局はいかに既存のビジネスモデルを死守するかしか考えていないようです。フジテレビの日枝会長は「CMカット機能は著作権法違反」などと言うアホな発言もしていますし。インターネットメディア等の新しいメディアや、マルチチャンネル化は既存のテレビ局にとっては危機ではあるでしょうが、既存のモデルを死守しようとするのは単に楽に金儲けしたいからとしか思えません。

毎日新聞の記事に(既存メディアと違って)インターネットはツールであって、コンテンツでは無いという意見がありましたが、それは明らかに違うでしょう。テレビやラジオ、新聞もツールでしかありません。コンテンツをどのメディアを用いて提供するかという問題でしょう。そんな中で、放送、通信などとメディアをカテゴライズする意味は無いと思います。

現在のテレビ局は守られすぎであると思いますし、外国に比べて業務範囲が広いのですが、もし経営危機に陥ると言うのであれば(無駄に立派な新社屋を見る限りにおいては、既得権益に胡座をかいてボロ儲けしているようにしか思えないが…)、新たな収入源の確保を考えるのは当然で、インターネットメディアはその一つであるでしょう。

放送と通信の融合が進んだからと言って、テレビやラジオ、新聞などの既存メディアが消えて無くなるとは思いません。それぞれのメディアの良さはありますから。ただ、主流となるメディアが時と共に変わるのは当然のことで、それを無理矢理阻止しようとするのは滑稽でしかありません。ライブドアへの投資を手切れ金にするのではなく、本気で放送と通信の融合を考える時ではないのでしょうか。
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【2005/04/24 23:42】 メディア | トラックバック(0) | コメント(0) |
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